「貯金が下手で全然たまらない」
「お財布の中から気がついたらお金が減っている」
こんなこと、ありますよね。
上手にお金を貯めている人は「収入から先に貯金する分をよける」を生活の中で自然にやっています。
収入を受け取った時に、自動でお金を振り分けてしまって、残りのお金で生活する人もいます。
自動で天引きされる仕組みを利用すれば、忘れていてもお金が貯まるようになります。
まだ「積み立て」でお金を貯めることをしていない人は今日からやってみませんか?
100円でも1,000円でも、小さいお金もコツコツ貯めれば大きな資産になっていきます。
積み立て投資を始めるのにピッタリな方法を3つ紹介します。
お金を「積み立てる」ってどういうこと?
コツコツお金を積み立てることで資産家になった日本人がいます。
本多静六(ほんだ せいろく)という日本の投資家を知っていますか?
「常に収入の4分の1を天引き貯金する」ことで、巨万の富を築いた投資家で実業家です。
日比谷公園をはじめとする全国の公園を作った「公園の父」として造園家としても知られています。
農家の第6子で、貧しい思いをしながらも大きな財を為しました。
その人生哲学が古典として残っている人物です。
コツコツには力がある、ということを身をもって証明してくれる人がいるというのは心強いですね。
積み立ての力を借りて資産を増やすことを楽にしていきましょう。
「積み立て」とは?
「積み立て(つみたて)」には、どのような意味があるのでしょうか?
広辞苑では、お金に関する表現が記載されており、主にお金に関する言葉ということが分かります。
積み立てる
だんだん積んで貯える。次第に積んで多くする
広辞苑 第六版 より
少しずつ貯えることで大きな貯えにしていく考え方のことです。
「積み立て」という言葉は定期的に一定額を貯める、という意味があります。
積み立てることを仕組みにしている代表的な金融商品は次の通りです。
- 積立貯金(つみたてちょきん)
- 積立投資信託(つみたてとうししんたく)
定期的に決まった金額を貯蓄に回すことですね。
1月1万円でも、1年後には12万円、10年後には120万円の積み立てが可能です。
コツコツと小さな金額からでも積み立て、という時間と小さな金額の積み重ねによって大きな金額の貯金が可能になります。
120万円を1度に貯めよう、とすることはとても大変なことに感じられますが、月1万円を貯める、を繰り返すことならできそうな気がしませんか。
1月に1万円を10年かけて120万円にする、と時間を味方につける考え方を取り入れることでハードルは低くなります。
さらに、最近は、少額でも貯められる仕組みがたくさんあり、若い人から既に老後を過ごしている人まで資産を作りやすい環境が整えられています。
「積み立て」には主に3種類ある
現在、積み立てることでお金を貯める商品として大きく分けると3種類の金融商品を利用することができます。なお、金融商品には「つみたて」とひらがなで表記されることが多いですが「積立○○」を分かりやすく表記しているので、同じ意味をあらわしています。
つみたて「貯金」
つみたて「投資」
つみたて「保険」
自分にピッタリの仕組みを見つけましょう。
つみたて「貯金」
銀行などの窓口へ行ったとき、一度はすすめられたことがあるのではないでしょうか。
毎月、2ヶ月に一回、ボーナス月は増額して、など決まった期間に一定額を普通預金口座から定期預金口座へ自動で振替されて積み立てていき定期預金としてまとめられていく仕組みです。
会社員の人は、会社の制度に「財形貯蓄制度」があるかどうか調べてみましょう。
積立貯金は、国も推奨しているとても一般的な方法で利率に非課税枠が設定されている「財形貯蓄」という制度があります。
家を建てる資金、老後資金、など目的に合った貯蓄をしようとしている人は元本と利息合計550万円まで利息が非課税です。といっても、現在は利率が0.01%と低いため、自動振替機能を使えて、引き出しにくくなっている、という性質を利用してためるという目的が大きいでしょう。
現在、定期預金の利率は0.01%程度が水準となっていて定期預金に預けっぱなしでお金が増えることはありませんが、毎月コツコツと貯めて、決まった目的のためにまとまった資金を作ったり、株を購入するなどの投資資金をためやすくするという効果があります。
自動で振替が行われるので、忘れていても手続きを定期的にしてもらえてやり残しがないのでとても楽な方法です。
つみたて「投資」
「つみたてNISA」は積立投資の代表的な例です。
積立貯金のように、自動で定期的に定額を振り替えますが、振替先が投資信託や株式などの元本保証がない金融商品である場合、積立「投資」と呼びます。
上で述べたように、日本は低金利政策で定期預金の利息でお金を増やすことは期待できません。投資信託をはじめとした比較的緩やかに資産を増やすことを期待できる金融商品を毎月定額で買い増していくことで、定期預金よりも高い利回りを狙います。
年金機構にも説明がありますが、長期間の投資信託での運用は資産を増やす効果があることが説明されており、元本保証はありませんが10年、20年の長い目で見ると、定期預金に預けるよりも多く資産が増えるシュミレーションもあります。
また、毎月投資信託を購入すると「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。
1度に1万円で購入するより、1,000円毎月を10回繰り返すことで購入単価を平均化することができ、購入単価を平均化することで長期間の運用益が安定するといわれています。
NISAやiDeCoなど、国も投資信託に資産を振り分けることを推奨しています。
まだ投資を始めていない人は、少額からでも始めることをおすすめします。
つみたて「保険」
保険商品を積み立てることもできます。
子供の教育資金をためるための「学資保険」、じぶん年金を作るための「個人年金保険」、「終身保険」など、万一の場合にお金を遺したい人がいる時にまとまった資金がのこせる商品です。
子供が小さい、相続対策、など自分の状況に合わせて有利にしつつも貯めることもできます。安心を確保しながら資金も貯められますが、保険商品としてのコストがかかります。
元本保証が付いている商品もありますが、途中で解約すると元本が割れることもあります。保険という性質と貯金を合わせて行いたい人は商品をよく選んで加入するとよいでしょう。
積立貯金 | 積立投資 | 積立保険 | |
メリット | 定期預金など元本保証のある口座で定期的に積み立てる。安全性が高い(預金保護制度の対象) | 元本保証のない金融商品に投資することで高いリターンが期待できる | 貯金と万一の保障、両方の機能を合わせ持つ。所得税の生命保険料控除の対象となる |
デメリット | 利率が低い | リスクがある | コストが高い |
購入できる場所 | 銀行、信用金庫など | 証券会社、銀行など | 保険会社、銀行など |
元本保証 | あり | なし | あり ※元本を割り込む場合もある |
どの積立商品が一番お得なの?
10年間、3つの積立商品を運用したとして、簡単なシュミレーションをしてみましょう。
実際にある商品を例に計算しました。
積立貯金 | 積立投資 | 積立保険 | |
実際の商品例 | 自動つみたて定期預金(三菱UFJ銀行)円預金金利 | 三菱UFJ銀行 (mufg.jp) | インデックスファンド225(日本株式)(日興アセットマネジメント)インデックスファンド225(日本株式):基準価格・チャート投資信託 – みんかぶ(投資信託) (minkabu.jp) | じぶんの積立(明治安田生命)手軽な積立保険「明治安田生命じぶんの積立」|明治安田生命 (meijiyasuda.co.jp) |
1年の利率 | 0.002% | 1.3% | 0.3%(10年満期時) |
積立金額 | 10年間月10,000円積立 | 10年間月10,000円積立 | 5年間月20,000円(3口)積立後、10年満期 |
累計積立金額 | 1,200,000円 | 1,200,000円 | 1,200,000円 |
想定リターン | 1,200,119円 | 1,280,753円 | 1,236,000円 |
リターン | 119円 | 80,753円 | 36,000円 |
表の補足事項として、積立保険で例に挙げた「じぶんの積立」は、災害死亡給付金が払込保険料の1.1倍支払われます。死亡給付金と解約時の返戻金が同額の商品です。保険料として払った金額は生命保険料控除の対象となり、所得税の負担が小さくなる効果があります。
過去10年の浮き沈みを経験しながらも、一番リターンが多いのは投資信託で積み立てた資金ということになります。積立貯金と積立保険は、10年後にもらえるリターンが決まっているのが特徴です。
積立投資は10年後にいくらになっているか分からない、というリスクがありますが想定リターンは1番多くなります。
積み立てる目的によって、使う商品をバランスよく取り入れるのがおすすめです。
10年以上使わない資金は積立投資でよさそうですね。
積み立てのメリットとデメリット
「ボーナスを貯めるだけでは資産形成はできないの?」
「定期預金と普通預金の利率がほとんど変わらない今は、積立預金する意味がないんじゃないの?」
「1回に貯める金額が小さかったら意味がないんじゃないの?」
定期的にお金を貯めるメリットとデメリットを改めて考えました。
メリット | デメリット |
---|---|
時間を味方にできる ほったらかしでお金を貯められる 始めるのに少額からできる | 続けるのがたいへん 元本保証のない商品は減ることもある 商品によっては金利が低く貯まりにくい |
メリット
メリットを次の3つの考え方からみてみましょう。
- 時間を味方にできる
- ほったらかしでお金を貯められる
- 始めるのに少額からできる
時間を味方にできる
一度に大金を貯蓄に回すことは難しくても、1ヶ月に1万円など自分にできる金額をコツコツと続ける事で大金にすることができます。
ムリなく続けられる程度のことが一番長続きするのではないでしょうか。
積み立ての仕組みを利用することで、最初の手続きをしてしまえばほとんど自動でお金を積み立てることができます。
また、誰でもできる投資は「長期的な投資」一択だといいます。
その理由は、複利の力が利用できるからです。
もうひとつの理由は、市場の平均を上回るリターンを長期間にわたって生み出すことができる人間はほとんど存在しないといわれているからです。
「市場平均に投資するインデックス投資はファンドマネージャーの誰より優れている」
大きく勝つ年もあれば、大きく負ける年もあり、平均すると市場平均とそんなに変わらないからです。
1年や数年程度ではマイナスが大きくつくこともあるでしょう。
でも、時間を味方にすれば、特別な才能がなくても安定してお金を貯めながら複利効果で増やすことも可能です。
ほったらかしでお金を貯められる
積立のメリットは、ほったらかしでもお金を積み立てることができることです。
「毎月〇円を貯金しよう」と思う人は多いと思います。
けれど、給与が振り込まれる口座にそのままお金を置いておいては生活費と貯金が一緒になってしまって結局使ってしまう、ということが多いでしょう。
また、別口座に毎月振り分けようとしても「あ、今月の手続きを忘れた」という月が3か月も続けば貯金しようと思っていたことも忘れてしまって旅行代金を少し豪華にしてしまうかもしれません。
そう、手続きを毎月やるのは面倒。特別出費がある月はやめてしまいたくなります。
この「自動でお金を振替」機能は、めんどくさがりな人が定期的に貯金できる優れたシステムなのです。この機能を無料で提供してもらえると考えるとお得な感じがしませんか?
「つみたて」は、解約にも手続きが必要なためにちょっとくらい欲しいものがあるときに使いたくなっても手続きの面倒さから我慢できるというメリットがあります。
ダイエットも、お菓子を周りに置いておいたら食べちゃうけど、買わないようにしたら買いにいくのが面倒で食べなくなる、ということもありますよね。
自制心をキープするのに、つみたてシステムはとても有効なのです。
始めるのに大金は必要なし!ワンコイン程度の少額から始められる
銀行のつみたて貯金は1,000円単位から、つみたて投資は、100円から、と少額から始められます。
銀行や証券会社も、一般の社会人が積み立てで資産を作りやすいシステムをどんどん開発しています。
銀行の積み立て貯金は昔からありますが、投資についてはポイントを投資にしたり、ごく少額から始められるので「リスクがある商品はこわい」と思っている人も気軽に始められますよ。
500円貯金をやる感覚で投資するのも楽しいですね。
デメリット
積み立ては、「目の前の利益を優先する」という人間の性質に逆らう行為なためデメリットに感じることもあります。大変に感じるポイントを先に知っておきましょう。
- 続けるのがたいへん
- 元本保証のない商品は減ることもある
- 商品によっては金利が低く貯まりにくい
続けるのがたいへん
人間の心理と経済の関係を学問にした「行動経済学」という分野があります。
「人間は将来の大きな利益よりも目先の確実な利益を優先する傾向がある」といいます。
有名な実験に、次のような子供への実験があります。
目の前にあるマシュマロ1個を食べるのを30分我慢するともう1個もらえる
幼い子供が被験者なので、ほとんどの子供が我慢できずにマシュマロを食べてしまうといいます。
頭では30分後には2個食べられることが理解できるのに、目の前の1個のマシュマロを食べる欲求を優先してしまいます。
合理的な行動よりも、本能が優先することをあらわしています。
「お金を貯める」という行動にも同じ傾向があります。
人間は、せっかちで10年後に増えるお金を待つことができません。
投資信託に「再投資コース」と「毎月分配コース」があるのは、そんな人の心理をあらわしていますね。
「毎月分配されるのが楽しい」という楽しみを優先させると、再投資して元本を増やしている人に比べて10年後の投資額が大きく変わってくるでしょう。
積立は、時間をかけるほど積み立てる金額が大きくなる仕組みであるため、目先の利益を我慢してコツコツと続けるという人間の性質に逆らう必要があり、「やめたい」と思う気持ちを我慢しなければならないという辛い側面があります。
だからこそ「積み立て」という商品を利用して簡単にやめられない仕組みを作ってしまうことが大切になります。
また、やめなくても済むような無理のない金額を設定することも大切です。
元本保証のない商品は減ることもある
行動経済学には「損失の悲しみの方が利益の喜びより3倍強く感じる」というプロスペクト理論という考え方があります。
元本保証のある商品は違いますが、投資信託など資産額が日々上下する商品を積立てていると必ず資産評価額が前日よりマイナス、前月よりマイナス、になる時期があります。
長期間で見れば大したことがなくても、昨日まで10%プラスだったものが3%プラスまで減り、1%になり、ついにマイナス1%になったら不安になってしまいますよね。
損失が発生している時期に継続して積立投資を続けることは、平均購入額を下げる効果があり、長期間には有利に働きますが、お金が必要になったときに投資信託の成績が悪い時期に重なってしまって、運用益がマイナスでも解約しなければならない、という損が出てしまう結果の可能性もゼロではないことは、積立投資のリスクといえます。
商品によっては金利が低く貯まりにくい
一方で、積立貯金ならどんな金融商品でも安心か、といえばそんなこともありません。
日本は低金利の時代が長く続いており、2022年の定期預金の利率は0.01%程度です。
長期間の積立を予定している資金の多くを元本保証のある積立定期などにしてしまうと、その間のインフレや投資で見込めた運用益分を得られず、金額は変わらないものの
実質的に損してしまう、ということが考えられます。
「つみたて」をはじめるときには、どの商品を利用するか、バランスを考えて始めるのがおすすめです。
積み立て成功のポイントは「忘れられること」
積み立ては、コツコツと資産を作れる素晴らしいシステムですが、「積み立てを続ける事が難しい」という点がデメリットであることが分かりました。
どのようにしたら積み立てを途中でやめずに続ける事ができるのでしょうか?
積み立てを続けるコツは
「忘れること」です。
積み立てていることを忘れるくらいの金額プラスαで続けると良いでしょう。
天引きする
使う目的ごとに分ける
ちょっとした考え方を紹介します。
天引きする
定番のやり方は「給与天引き」です。
会社に勤めている人は様々なお金が天引きされているので一度自分の給与明細を見てみましょう。知らない間にこんなに天引きされている!と驚きますよね。
税金のほかにも、福利厚生として財形貯蓄を自動でやっているかもしれません。
忘れてたらけっこううれしいですよね。
巨万の富を築いた本多静六は、給料の4分の1を貯金する「4分の1天引き貯金」をしていたことで有名です。
収入の約25%、大変な大きな金額を毎月天引きしていたのですね。
質素な生活をしながら投資にお金を回していたのです。
ここにも、投資・時間をかける・積み立ての要素が含まれています。
国も、会社も、差し押さえも、確実にお金を徴収したいときは給与天引きが利用されています。
じぶんのためにも天引きを利用するのは確実な方法でしょう。
どさくさ紛れて忘れてもいい金額から天引きを利用してみましょう。
使う目的ごとに分ける
毎月6万円を同じ商品に積み立てる。
気になってしょうがないですよね。また、1度解約してしまうと一気に使ってしまうかもしれません。
積立定期のみの場合
貯金全額 | 6万円 | 積立定期 |
目的ごとに積立を分ける場合
老後資金 | 2万円 | iDeCo |
旅行 | 2万円 | 積立定期 |
資産運用 | 2万円 | つみたてNISA |
など目的別に分散させておくことで、目に入りません。
使用目的に合わせて運用のリスクを選ぶことで、効率よく資金を増やせます。
また、貯める目的を明確にすることで続けるモチベーションにもなります。
一部を解約したとしても、その他の目的の積立は続けることができます。
解約手続きが増えることで全ての積み立て投資を一度に解約しにくくなる効果もありますね。
自分の将来使いたいお金の目的を具体的に書き出してみましょう。
「長く続ける価値がある商品はこれ!」おすすめ3投資
貯める目的も、月々貯める金額も分かったら、積立商品を選びましょう。
積立は、長期間続ける前提の商品です。
最初の商品選びで10年後の資産額が大きく変わってきます。
リスクも考えながら上手に選びましょう。
ここでは、おすすめしたい積立投資を3つ紹介します。
- つみたてNISA
- るいとう
- ポイント投資
1.つみたてNISA
つみたてNISAは、国の制度の名称です。
長期・積立・分散投資を支援するために分配金や譲渡益などの投資によって得た利益が非課税になる制度を利用しましょう。本来、20%以上かかる所得税が非課税になるため絶対に利用したいですね。
非課税枠は毎年40万円、20年間で最大800万円まで投資信託に投資可能です。
投資可能な商品を金融庁が指定しており、比較的安全性が高い銘柄なのでどの投資信託を選んでも大きな失敗がないのが初心者が始めるのに最もおすすめなポイントです。
2023年まで利用可能です。その後は、あたらしいNISA制度へと移行します。
まだやっていない人は、すぐにでも始めてほしい積立投資の第一歩です。
銀行、証券会社、ネット証券など幅広い金融機関でNISA口座を開設・移管することができます。
つみたてNISAについてはこちらの記事も読んでね。
なお、つみたてNISAを利用しなくても証券口座で積立投信をすることができます。
配当金などは課税されます。
投資信託とは
投資信託は複数の人からお金を集め、専門家に運用してもらう仕組みが商品になったものです。得られた利益はお金を投資した割合で分配されて分配金として受け取れます。
毎月決まった額か口数を購入できる積立投信は、投資信託を購入するよりも少ない金額から定期的に購入できるため始めやすく、購入価格を平均化することで安定した運用が期待できます。
証券会社などの金融機関にはAIのアドバイスを取り入れた投資方法が導入されています。
自分のリスク許容度からAIが投資する金額や銘柄、資産運用のアドバイスをしてくれるサービスがあります。資産運用を一任してすべて自動化する「ロボアドバイザー」(大和証券)という例もあります。始めやすくなっている半面、自分のリスクはしっかり確認したいですが、簡単にできるので少額からいろいろやってみると経験になって本当に投資する価値の商品を見つけられます。
2.るいとう(株式累積投資)
株式の個別銘柄を毎月少額から買い続けていくことができるシステムのことを「るいとう(株式累積投資)」と呼びます。
個別銘柄を通常購入しようとすると100株単位での購入になり、最低単位で購入するのに数万円から数百万円の資金が必要です。
るいとうなら、100円から株式の個別銘柄を購入できるという非常に少ないお金で投資を始められるメリットがあります。
株式への投資を始めてみたいけど値動きが激しくてこわい、という人はるいとうから始めてみましょう。少しでも株を保有することでぐんと興味が湧いてくるでしょう。勉強にも最適です。
3.とにかく少額から始めたいならポイント投資
損したくない。という人は、カードに貯めているポイントを投資することから始めてみてはどうでしょうか。
ポイントだから現金の出費はなしで始められる「ノーリスク」ともいえますね。
慣れてきたら現金での投資を少しずつ始めればOK
ポイント投資は、Tポイント、dポイント、楽天ポイントなど、おなじみのポイントが投資で運用できるというサービスです。
まとめ
「お金を貯めたい!」
だれもが思うことですが、ばく然と考えているだけではいつまでたってもお金は貯まりません。
「つみたて」の力を借りれば、ぼんやりしている間にも自動的にお金を貯めてくれるので誰でも簡単に目標金額を貯めることができます。
小さな金額でもいいので、始めるのは1番若い今がいいですね!
積立は一回手続きをしてしまえば、ムリなく貯金できるのでとてもおすすめです。
副業で得たお金を積み立て、投資することで豊かな老後に向けて準備しませんか。