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バレットジャーナルで仕事とプライベートのタスク管理する

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タスク管理の方法としてバレットジャーナルを紹介します。

仕事とプライベート、趣味など、自分の関心事が一元管理ができます。

情報を外に記録することで、頭の中が整理されて目の前の作業に集中できます。

また、気になることはなんでも記録しておき、必要な時に必要な情報が引き出せる仕組みがあるのがバレットジャーナルのいいところです。

バレットジャーナルは、ノートでもパソコンのメモアプリでも作ることができます。

この記事では、バレットジャーナルをタスク管理として利用するシンプルな方法を紹介します。

バレットジャーナルは、おしゃれに作らなくてもいいのです。実用的に使いましょう。

目次

バレットジャーナル

バレットジャーナルのはじまりは、たった一人のアメリカ人

バレットジャーナルは、ライナー・キャロルさんというアメリカ人が考案したノート術です。

ADD(注意欠陥障がい)と診断された著者が、集中力のなさをノート術を使って補おうと試行錯誤してうまれました。

ADDは、発達障がいのひとつの特性です。

気が散りやすく、ひとつのことに集中して取り組むのが苦手という特徴があります。

  • 予定の時間に合わせて行動できない
  • スケジュールを忘れやすい

このような特徴があると、日常生活を送る中で悩みが生まれることが多くなります。

著者は、ノートを使ってスケジュールを管理し、幼いころからの紙のノートの使い方を工夫していたといいます。

2007年頃から独自のノート術を周囲の人に教えたところ口コミでひろがり、好評になりました。

そして、著者が立ち上げた公式サイトである「BuJo」(バレットジャーナルの略字)が世界中に爆発的に広がったという経緯があります。

今では、29か国でバレットジャーナルの本が刊行されて、日本も含めて世界中で利用されています。

日本では特に、イラストやシールなどで自分好みに飾れる日記や記録として人気になっています。

日本人のバレットジャーナル愛好家の本も何冊も出ています。

とても綺麗なノートや可愛らしいデコレーションがされたノートは、見ていて楽しいですよね。
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ですが、綺麗に書くことがバレットジャーナルの本来の目的ではありません。

「本当に重要なことに集中し、自分にとって大切なこととは何かを考えるうえできわめて貴重な「アナログの避難所」を提供している」
バレットジャーナルより(P27)

バレットジャーナルは、仕事やプライベートで一番大切なことに集中するための実用的なノート術です。

情報や娯楽が多い現代、特に自分が大切にしていることに意識的に集中することが難しいと感じます。

バレットジャーナルを活用して、仕事とプライベートを充実したものにしましょう。

バレットジャーナルのメリットとデメリット

頭の中の情報をシンプルにまとめることには大きなメリットがあります。

メリット

  • 紙とペンとノート1冊があれば誰でも作れる
  • すべての情報を1冊にまとめることができる
  • 自分の目的に合わせて柔軟にページを設定できる

デメリット

  • 使い方を覚えるまで時間がかかる
  • 定期的に自分でページを作る作業が必要

バレットジャーナルを使うとこんなことができます

  • 自分のことをより知ることができる
  • 望みを知る、好みをする、人生でやりたいことがわかる、悩みがなくなる
  • 本当に重要なタスクに集中できる
  • 目標を立てて管理して、達成することが簡単になる
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バレットジャーナルは単なる予定管理の方法ではありません。

ライダー・キャロル、バレットジャーナルを作った人の本をぜひ読んでみてほしいのです。

「重要なこと、それも自分自身にとっての人生での大切なこと」がわかり、より幸福になるためのメソッドであると著者はいいます。

おしゃれなバレットジャーナルや本が多く出ています。

その中でも、開発者であるライダー・キャロルさんの書いた「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」をおすすめします。

1冊読めば、バレットジャーナルの使い方はもちろん、「なぜ、バレットジャーナルを書くのか?」と一歩深い考えをもって使える用になります。

本書には、人生哲学が多く乗っており、面白く読むことができます。

バレットジャーナルは、おしゃれに書くことが目的ではないし、誰かに見せることも必要ありません。

自分のためだけに役立つノートを一緒に作ってみませんか。

シンプルなバレットジャーナルの書き方

この記事では、イラストや写真、デコレーションが一切ない、シンプルなノート術、メモのようなスタイルの書き方を紹介します。

ノートを用意する。

バレットジャーナルを副業に使う例を出して実際に作ってみましょう

バレットジャーナルは、パソコンやスマホのメモアプリでも実践できますが、手書きをするノートで始めるのがおすすめです。

手書きがいい理由は、

  • 記憶に定着されやすい
  • 脳を活性化する
  • 思考力が高まる
  • 精神の治癒効果がある

認知行動療法では、日記を書くことでつらい思いと距離をとって気持ちを癒す効果があるといわれています。

ゆっくり考える時間がもてるのも良い点ですね。

おすすめのノート

バレットジャーナルは、持ち歩くことを前提に適したノートを用意することをおすすめします。

  • 小さめサイズ
  • 表紙が丈夫
  • 紙質がよい

このような条件を含めると、次のノートがおすすめです。

ほぼ日手帳 weeks
エディターズノート
モレスキン

無印のスケジュール付箋が便利!

ノートを移動させたり、ページの切り替えに融通がきくので、スケジュール付箋があると便利です。

日付フリーなので、失敗してもやり直しが簡単にできます。

無印のお店やローソンでも販売しているので、手軽に買い足せるのもいいですね。

ノートに書く

バレットジャーナルの本に書いてある基本的なノート術についての方法や考え方について表にまとめました。

基本的な機能は、以下のようなものがあります。

機能使い方
1.インデックス目次の役割
2.フューチャーログ半年のイベントを書き出す
3.マンスリーログ1か月の予定を管理する
4.デイリーログ毎日思いついたことを書く
ラピッドロギング考えていることやタスク、アイディア、なんでも短文で書き出す記法
コレクション「まとめ」ログが代表的なコレクション。自分の目的に合わせてコレクションを増やせる
マイグレーション毎月振り返ってタスクの削除や追加、翌月への繰り越しなど移動させる
リフレクション書いたことを掘り下げることで自分を知り、フィードバックを続けることで人生の質を高める

1.インデックスを作る

バレットジャーナルでは、ノートにページ番号を振り、インデックスにページ番号を転記することで何が書いてあるページなのかが一覧で見えるようにします。

2.フューチャーログを作る

フューチャーログは、「未来の予定」を書き込むページです。

半年から1年の欄を作り、1年を見渡せるようにします。

また、まだ予定が遠いイベントやいつやるかはっきりしない予定をいれておく場所になります。

3.マンスリーログを作る

マンスリーログは、見開き2ページです。

月の日付一覧を左に書き、右にはタスクを記入します。

その月にやりたいことをタスクとして記入し、次に作るデイリーログに移動させて日々こなしていきます。

月の日付一覧には、1行の短い出来事の記録を記入します。

マンスリーログを作っておくことで、ページを見返したときに、何があった月なのかが一目でわかります。

4.デイリーログを作る

デイリーログは、毎日作ってタスクを管理するページです。

スペースは自由です。

日付と曜日を記入し、その日にやるタスク、思いついたメモ、人と会ったことなどのイベントを思いつくままに記入します。

キーを使う

バレットジャーナルは、なんでも短文で記録していくラピッドロギングという記法を使います。

そのポイントとなるのが「箇条書き」と「キー」です。

文章で書かず、箇条書きで記録していきます。

 ・ (バレット)には、進行状況に応じて記号を書き足します。
  基本的な記号には次のようなものがあります。

記号意味
×完了
>、<移動
イベント
メモ
優先事項
ひらめき
/人に任せたこと
取り消し線必要なくなったタスク

バレットジャーナルを続けるポイント

行動の下にある「真の動機」を感じて、考えることが、バレットジャーナルを続けるポイントであるといいます。

振り返ることが全て

シンプルに記入するコツは「未来の自分が読んでいることを想像すること」です。

メモを残す目的は、リフレクション(振り返りをする)が一番重要なことだからです。

未来の自分が読んですぐに物事を思い出したり理解したりできるようにこころがけて短文、客観的に書くと役に立ちます。

「バレットジャーナル活用法」では、著者であるmoneさんがデザイナーであるスキルを発揮しておしゃれなノートを作っています。

タスク管理は、「捨てるノート」という別ノートを使ってみて楽しい部分と、日々のタスク管理を分ける方法を紹介していました。

ここでは「捨てるノート」の方をより活用する方法を重視しています。

大切に見直したい部分だけを改めて手帳に綺麗に書いて楽しむというアイディアがいいな、と思いました。

応用が利くのがバレットジャーナルの自由でいいところですね。

まとめ

この記事ではバレットジャーナルの基本的な考え方とはじめのセットアップについて紹介しました。

バレットジャーナルは、だれでも頭の中を整理するのに役立つノート術です。

詳しく知りたい人はぜひBuJoのサイトやBullet Journal(英語のみ)本を手にとって読んでみてくださいね。

情報の整理術だけでなく、その記録した情報をより人生を充実させるために不安や悩みをなくすために利用できる方法までしっかり提案してくれる素晴らしいノート術でした。

【参考資料】

「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」ライダー・キャロル 栗木さつき訳 ダイヤモンド社
「バレットジャーナル活用術」 mone著 エムディエヌコーポレーション

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