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休養を上手に取り入れて副業を続けよう

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忙しい毎日、休むことを意識的に取り入れる習慣はありますか?

この記事では、体と心の体力気力を回復させるために必要な「積極的休養」について紹介します。

アクティブレストとも呼ばれる積極的休養は、現代人が元気に生活するために大切な要素です。

動きながら休むことを習得すると、疲労感をコントロールしながら元気に作業を続けられます。

生活の中に上手に休息時間を組み込んで健康的に副業をムリなく続けていきましょう。

目次

人に休養はマスト!疲れがとれないひとは頑張りすぎている?

本業と共に副業をしている人、仕事と家事や介護を両立させてしている人、休日を作業の時間にしてしまって全く休めていない!という人は多いのではないでしょうか。

また、1日中寝ていたのに余計に疲れてしまった、など、休日の時間をうまく使えなかったことがあるひともいると思います。

「休めていない」状態が続くと、どのような影響が出るのでしょう。

休養をサボると心身と脳機能に悪影響がでる?

休まずに、忙しい日々をすごしているとどうなるでしょうか?

次のような悪影響が考えられます。

  • ストレスが増える
  • 肉体疲労が蓄積する
  • 睡眠負債が増える
  • 睡眠不足でイライラする
  • 自律神経が乱れて生活がバラバラになる

休養ができない影響を、身体と、脳とこころに分けてみてみます。

身体

肉体疲労の状態は、次の状態から感じやすくなります。

筋肉に乳酸がたまっている

血流が滞っている

老廃物がたまっている

このように「疲労物質」がたまることで疲れている、と感じます。

身体の疲れをとるには、軽い運動が効果的であると言われています。

じっとしていることは身体の休息にはならず、逆に散歩をしたりジョギングすることで全身の血流がよくなることで疲労回復サイクルを活発にすることができます。

脳は、無意識にもずっと働いている臓器です。

最近「脳疲労」という言葉をよく聞くようになりました。スマートフォンの普及によって、わたしたちは、今までにない大量の情報に常にさらされていますよね。

デジタルデバイスは脳を強く刺激するような情報にあふれています

SNS、動画、ネット、ゲーム、電話やメール……きりがありません。

脳が情報や感情、感受したあらゆる情報を処理しているのでパンクしてしまいます。

技術が進歩するのに反して、スマホやネットのスピードは数年単位で進化しても、わたしたちの脳機能はそんなにはやく進化できません。シャットダウンして休む必要はますます高まっています。

ちょっと休憩してスマホをチェック、は休養とはいえません。

脳が情報を処理しつづけていて休むヒマがないので、続けているうちに神経的、精神的な疲労が蓄積していきます。

心を休める、とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。

厚生労働省の「こころの健康」には次のような定義があります。

“ こころの健康とは、世界保健機関(WHO)の健康の定義を待つまでもなく、いきいきと自分らしく生きるための重要な条件である。具体的には、自分の感情に気づいて表現できること(情緒的健康)、状況に応じて適切に考え、現実的な問題解決ができること(知的健康)、他人や社会と建設的でよい関係を築けること(社会的健康)を意味している。人生の目的や意義を見出し、主体的に人生を選択すること(人間的健康)も大切な要素であり、こころの健康は「生活の質」に大きく影響するものである。”

厚生労働省「こころの健康」より

忙しいという漢字は「心を亡くす」と書く、と言われています。

休養がとれない日々を過ごしていると、自分の感情や気持ちに気づきにくくなり、自分と向き合う時間もとれません。

上記の情緒的健康を守るためには、休養の時間が必要です。

積極的休養で体とこころにエネルギーをチャージしよう

「でも、どう休んだらいいの?」

効果的な休養をとるには、具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか。

ポイントは、積極的休養を行うこと。

横になって休んでいるよりも、外に散歩に出かける方が心身ともに回復します。

休養は「気力や体力を回復させる」こと。副業をやる気になるにはまず休もう。

健康を維持するために必要な要素は、大きく分けて3つあります。

  • 適度な運動
  • 栄養バランスのとれた食事
  • 心身の休養

適度に身体を動かして、栄養バランスがとれた食事をとれていても休養ができていなければ心身のバランスは崩れてしまいます。

休息と休養は、同じ「休む」という漢字が使われていて意味が似ているように思えますが違いがあります。

休息一時的に休むこと休憩時間に一息、といったイメージですね。
休養疲労回復 気力や体力を回復させること

また、休憩という言葉自体にも、仕事を一時中断してひと息つくという意味があります。

休むと養うの組み合わせで「回復」を目的とした活動のことをいいます。

休養は2つの面がある「休む」と「養う」

厚労省の「休養・こころの健康」には休養の定義を次のように記しています

“ 「休養」は疲労やストレスと関連があり、2つの側面がある。1つは「休む」こと、つまり仕事や活動によって生じた心身の疲労を回復し、元の活力ある状態にもどすという側面であり、2つ目は「養う」こと、つまり明日に向かっての鋭気を養い、身体的、精神的、社会的な健康能力を高めるという側面である。”

休む マイナスをゼロに戻すことと

養う 活力をゼロからプラスにすること

両方がそろって「休養」というんですね。

眠い人は何も考えずに寝るのが一番です。

そのあと、休養の質を高めることを目指していきましょう。

「積極的休養」と「消極的休養」

休養にはさまざまな考え方があります。

わたしたちは、肉体の疲労を回復させるだけでは「休養」が十分にとれたとは言えません。

心の充実感や精神的にも晴れやかな状態で、肉体も健康であるという3つの要素がそろって初めて休養がとれたというようです。

「休養をとること」を具体的に考えると、おもに肉体疲労を回復する消極的休養と精神的な充実感や将来の健康まで考える積極的休養という2つの側面に分けられます。

積極的休養消極的休養
精神的疲労肉体的疲労
軽い運動、ヨガ、趣味に没頭する、人と話す睡眠、入浴、マッサージ
将来の健康まで考える事現在の健康状態をよくすること
能動的休養受動的休養

2-2.休みは自分で先に作って確保しよう

はじめに書いたように、副業をしている人、主婦やフリーランスなど決まった休みの日がない人は、休養する時間を自分のために確保することが必要になります。

特に、長期休暇をとることが難しい人もいると思いますが、自分で時間を先に確保することで「長期休暇」を作ることをおすすめします。

「超ミニマル主義」の著者である四角大輔さんは、フリーランスでオーストラリアの湖畔でのワーケーションを10年以上前から実践している自分の仕事や休みの作り方の達人です。

次に紹介する「バカンス思考」という考え方でも、先に自分の予定を休むために確保することは大切だと述べられています。

バカンス思考で休む時間を生活の中に積極的にいれていこう

「バカンス」という言葉はフランス語の「長期休暇」という意味です。

フランスでは法律で5週連続の休暇が認められているそうです!

日本で2ヶ月の休みをとると特異な目で見られてしまうのは残念なことですね。

ここでは1日の中にも「バカンス思考」と取り入れることを紹介します。

「バカンス思考」という言葉は、「超ミニマル主義」四角大輔著の中に出てくる言葉で、自分で休養の時間を意識してとることの大切さが書かれています。

長期休暇、とまでいかなくても長い休みのようにちょっと特別な時間をこまめに作ることでリフレッシュして、なにより毎日が楽しくなりますよ。

日中の休養【自分だけの時間を1~2回確保する】

朝や夜、自分をメンテナンスする時間を作る

10分のストレッチ時間を作る

15分気持ちを書き出す時間を作る

5分、ただ目を閉じる時間を作る

なんとなく1日が過ぎてしまった。と思うことはありますよね。

1日の中に、少しでも立ち止まって自分を省みる時間を作るとリラックスできます。

週間単位の休養【2日休む】

主婦やフリーランス、休日を副業の時間にあてている人は、1週間に2日も休むなんて!と難しく感じる人も多いと思います。

丸1日休む日を作ることからはじめましょう

「やらないことリスト」を作って、ついやってしまう仕事や作業をやらない日をつくる

月単位の休養【3連休】

長い休みがあっても、なにしたらいいかわからない。

という人も多いのではないでしょうか。

3連休で部屋の模様替えをしてインテリアを変える

近場へ旅行へ行く

スポーツに挑戦する

新しいことをはじめる

毎月テーマを決めて何かやるのも休養の「養う」になります。

年単位の休養【9連休】

1年のはじめに「9連休」を確保することを四角さんは提案しています。

平日5日を休むと土日をくっつけて9連休になります。

さあ、何をしますか?

今は連続して9連休もできないよ!と思っている人も

9連休があったらやりたいことをメモしておくことから始めましょう。

休養するために何をしたらいいの?

寝る以外の休み方がわからない。

このような人は多いのではないでしょうか。

横になろうとしても、ついスマホを手に持ってポチポチしてしまう。

これでは身体は休まっても脳や目、こころの健康が回復しにくくなってしまいます。

ここでは、休養のヒントになる行動を紹介します。

  • 寝る
  • 何も考えない
  • なにもしない
  • 軽い運動
  • 趣味に没頭する

ぐっすり寝る

まず、誰でも頭に思い浮かべるのは「睡眠」ではないでしょうか

寝て回復する。

わたしたちは毎日行っているし、不眠や睡眠不足での体調不良を経験したこともあるでしょう。

肉体疲労も、脳機能も、こころの状態も、すべてを回復できる一番の特効薬は睡眠です。

睡眠は人生の3分の1を占めるわたしたち人間の人生の一部ともいえる部分です。

過眠になるものいけませんが、睡眠不足を感じている人はまずは寝る事を考えましょう。

睡眠時間を確保するためには「21時に寝る!」など、ベッドに入る時間を明確にして、そこから逆算して1日の予定を立てるのがおすすめです。

1日にタスクが入りきらない場合、慢性的に仕事が多すぎるのかもしれません。

次の日にまわしたり、タスクを減らすという意識が自然と働き、寝る時間を確保するために生活の調整がはじまるかもしれません。

消極的休養のかなめは、ぐっすり寝る事です。

「何も考えない」「なにもしない」をする

脳が一番休まるのは「何も考えないこと」です。

じっとしていても脳は、無意識に思考しています。

DMN(ネットワーク)といわれる無意識でも思考して生活できるように脳が働いていることがわかっています。

思考を止めるためには睡眠の他には「瞑想」「マインドフルネス」「何かに没頭する」という活動がいいでしょう。

瞑想は、一般的な活動になりつつあります。

科学的にも、脳が休まっており、瞑想で2時間分の睡眠と同じ効果があるという研究結果もあります。

一度、マインドフルネスや瞑想を習得してみるのもいいでしょう。

軽い運動をする

軽い運動は、脳にもこころにも休養の効果があります。

また、身体の血流が促進されることから肉体疲労も軽減する効果があります。

作家の村上春樹は、毎日執筆後にランニングや水泳で身体を動かすことを習慣にしていることで有名です。

作業と運動はセットで考えると休養のバランスがとりやすくなるのではないでしょうか。

  • 散歩
  • ヨガ
  • ストレッチ
  • ジョギング
  • 水泳

運動する気力がないくらい疲れている人は、マッサージを受けに行くのもおすすめです。

趣味に没頭する

「ゾーンに入る」という言い方があります。

アスリートが超集中状態に入って、ハイパフォーマンスを行う時に使われていますが、一般人にもゾーンに入るときがあります。

それは、好きなことに集中しているときです。

時間を忘れて没頭することはありますか?

普段の生活や仕事のストレスになる思考をとめて、趣味に没頭することでこころの健康が回復します。

また、読書にはストレスを軽減する効果があるといいます。

読書に没頭する時間もりっぱな休養の時間といえそうです。

まとめ

副業で休日の時間を使っている人、フリーランス、主婦など、休みが決まっていない、なかなか休めない人は多いのではないでしょうか。

休養とは、体とこころを回復させて元気に活動を続けるために、大切な要素です。

時間を確保する、どんなに忙しい人も、1日の中にホッとできる時間を意識してつくることから休養を育てていきませんか?

人生100年時代、休養上手になって健康的に活動することを目指しましょう。

【参考】

休養・こころの健康|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

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