イソロイシンは「BCAA( ビーシエーエー)」と呼ばれる3種のアミノ酸のうちのひとつです。
脳疲労や神経の疲れをやわらげる効果のあるイソロイシンは、副業を頑張るあなたに積極的に取り入れてほしい栄養素です。
「やる気が出ない……」と感じることが続いていませんか?
それは、脳疲労のサインかもしれません。
脳疲労の状態が続くと健康やメンタルヘルスにネガティブな影響が起こることがわかっています。
イソロイシンは「BCAA」というサプリメントでアミノ酸をバランス良く摂ることで効果がより感じられる栄養素です。
アミノ酸を生活に取り入れることで頭の回転を良くして健康で元気に副業に取り組みたいですね。
イソロイシンとは
イソロイシンは、アミノ酸の一種です。
体のたんぱく質を構成する成分で、必須アミノ酸とよばれていて体内にで作ることができない栄養素なので毎日食事から摂取する必要があります。
イソロイシンは、バリン、ロイシン、という必須アミノ酸と3つ合わせて「BCAA」(分岐鎖アミノ酸)とよばれています。枝分かれしているような分子構造をしている特別な3種類のアミノ酸です。
BCAAは、サプリメントから摂取するアミノ酸として最もおすすめする栄養素です。
筋肉をつくる主要なアミノ酸であると同時に、脳疲労を和らげる効果が期待できるため、スポーツをする人だけでなくデスクワークをする人も積極的に取り入れることでよい効果を感じるでしょう。
副業などで、デスクワークを長時間する方が数時間おきにサプリメントでBCAAを摂取すれば集中力が持続するといわれています。
また、イソロイシン単体での働きについても注目してみましょう。
筋肉を作る働き以外にも、甲状腺ホルモンの分泌促進、成長促進作用や血圧の改善、疲労回復に効果があります。
イソロイシン発見の歴史
イソロイシンは、肝硬変の治療薬に配合されています。
1904年 サトウダイコンの糖蜜から発見されたアミノ酸
1907年 化学構造決定 アミノ酸
1931年 アブデルハルデン(科学者)がイソロイシンの合成に成功
イソロイシンの効果
イソロイシンはブレーンアミノ酸と呼ばれ、脳にストレートに届くアミノ酸です。
脳神経に働きかけてわたしたちの作業効率をあげてくれる効果があります。
副業ワーカーには、デスクワークが欠かせませんよね。
脳がよい働きをするように、生活に取り入れてほしいアミノ酸のひとつです。
イソロイシンが含まれている「BCAA」というサプリメントはドラッグストアで手に入るので、気軽に他のアミノ酸とバランスよく摂取することができますよ。
- やる気アップ
- 疲労回復効果
- 血糖値を下げる
- 肌を正常に保つ
やる気アップ
神経の働きをサポートする効果があり、脳から出たシグナル、命令を素早く末端まで届けることができます。神経の働きが良くなり、伝達がスムーズにいくということは判断力や決断力がアップして、「キビキビ動ける」「サクサク書ける」といった作業効率を直接的にアップしてくれます。
また、集中力を高める効果があるといわれています。興奮系の神経伝達物質が放出されて脳が興奮することで集中することができます。
脳疲労の軽減効果はとくに見逃せません。脳内にセロトニンという神経伝達物質が増えると疲労を感じます。
イソロイシンが血液中に多く含まれていると、セロトニンの生成は抑制されて「もう少し頑張ろう」と思えます。
セロトニンは精神を落ち着かせる働きがあるので、ホッとする時には必要ですが、集中して仕事をしたいときは、BCAAを摂取して脳を適度に興奮させるのが効果的です。
神経を保護する効果も報告されているようです。
疲労回復効果
イソロイシンは、長い時間エネルギーを供給できる体作りに役立っています。
筋肉では、人間のエネルギー源であるグルコースをグリコーゲンとして貯蔵していて、必要に応じて糖に変換してエネルギーとして使うことができます。
イソロイシンが、グリコーゲンを貯蔵する働きをサポートするので長時間、スポーツをしたり、デスクワークをしたりすることが楽に感じられるでしょう。
長時間のデスクワークにはスタミナが必要です。
デスクワークをしているとき、筋肉は姿勢を維持するために酷使されていますし、脳は多くのエネルギーを消費しています。
グリコーゲンが不足してくるとエネルギー源がないので、体が疲労感を感じます。
イソロイシンは、疲労回復を助けてくれるため、本業のあとに副業を頑張る人をサポートしてくれます。
血糖値を下げる
イソロイシンは「血液中の糖質を減らす作用」と「糖質を作る作用を抑制する」2つの働きによって、血糖値を下げる働きに貢献しています。
イソロイシンには、血液中の糖質であるグルコースを骨格筋に取り込むことで血液中の糖質を減らし、血糖値を下げる効果があります。
そして、取り込まれたグルコースは筋肉でエネルギーとして使われるので、糖質として血液中に戻ることがなくスタミナとして使うことができます。
また、肝臓で糖がつくられる糖新生という回路を抑制する働きがあるといわれており、イソロイシンは、糖質を作る作用を抑制する働きによって、糖尿病の予防や改善につながるのです。
肌を正常に保つ
イソロイシンは、肌の健康を保つのに大切なアミノ酸といわれています。
髪の毛や肌はタンパク質でできており、アミノ酸はタンパク質を構成している成分です。
バランスよく摂取して健康で美しい皮膚や髪の毛を保ちたいですね。
イソロイシンの効果的な摂取量と方法
摂取量
摂取目安量は、成人体重1キロあたり20㎎の摂取が必要と言われています。
体重60キロの人は1200mgとなります。最低でも500~700㎎の摂取は必要です。
食事で摂取することに加えて、長時間の集中力が必要な人はサプリメントでより効率的に多めに摂取することをおすすめします。
食べ物から摂ると
イソロイシンは、現在の研究では副作用の問題はないと言われていますが、安全な摂取量の目安としては、1日あたり2.2g(2200mg)と言われています。卵10個分の量です。
卵をはじめとした、動物性たんぱく質に多く含まれています。
食品100gあたりのイソロイシンの含有量(目安)
プロセスチーズ 1,200mg
鶏肉(むね) 1,200mg
豚(ゼラチン) 1,200mg
クロマグロ 1,200mg
豚ロース 1,000mg
サプリメントなら
イソロイシンは「BCAA」の表示があるサプリメントでアミノ酸のバランスを良く摂取することをおすすめします。
BCAAについてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
摂取のタイミング
トレーニング30分前に飲めばいいと言われている理由は、30分で体内に吸収されて、利用できる状態になるからです。
副業の作業にとりかかる30分にイソロイシンを摂取することで、ちょうどいいタイミングで脳にイソロイシンが届きます。
スポーツをするときだけでなく、仕事を始める30分前に飲んでみましょう。
デスクワークが効率的になったという体感が得られれば、自然にアミノ酸を摂取することが習慣になっていくでしょう。
まとめ
イソロイシンは、アミノ酸の一種でBCAAという筋肉を構成する重要な成分のひとつです。
イソロイシンは、ブレーンアミノ酸と呼ばれる脳にストレートに届けられる栄養素で、脳神経に作用します。
脳神経の働きがよくなることで、集中力がアップします。また、神経を落ち着ける作用のあるセロトニンの生成を抑えることで「もう少しがんばろう」という気持ちになり集中する時間が長くなります。
副業をやっているあなたは、本業加えて自分のために人より多く頑張っている人です。
イソロイシンは、脳神経に作用したり、疲労回復を助ける効果があるので、サプリメントでしっかりアミノ酸をバランスよく摂取して体と心のメンテナンスにも気を配ってあげてくださいね。