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ホットミルクを飲んで睡眠の質を高めよう。セリンは脳の健康を作るアミノ酸

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セリンは、牛乳や大豆など身近な食品からとれる栄養素の名前です。

セリンを体内に取り入れ続けることで、脳の働きをよくしたりぐっすり眠れる効果が期待できますよ。また、肌を美しく保つのに欠かせない成分なので美容に気を使う人にもぜひ摂ってもらいたい栄養です。

副業を行うために、スッキリと目覚めて頭の回転を良くできたら作業もはかどり結果が出やすくなりますよね。

本記事では、セリンの働きについて知り、効果的な摂取方法や注意点について解説します。

目次

セリン脳と皮膚の健康に必要なアミノ酸

「アミノ酸」には多様な種類がありますが、たんぱく質を構成するのは20種類のみです。

セリンは、体をつくるたんぱく質を構成するアミノ酸の一つです。

絹(シルク)の中から見つかった成分で、食品としてだけでなく、服や化粧品など幅広く私たちの生活に利用されています。

どのようなアミノ酸なのかさらに詳しく見ていきましょう。

セリンとは

セリンは、アミノ酸の種類で「非必須アミノ酸」と呼ばれます。

「非必須」と付くアミノ酸は私たちの体の中で他の栄養素を組み合わせて生成することもできる栄養素です。体内で作れるので「必ずしも摂取する必要がない」アミノ酸だといえますが、日々の食事からも摂取しています。

セリンは、脳を働かせるのに大事な役割を果たしますし、皮膚という人間の体を覆うとても広い範囲の器官を構成するのに大切です。体内で生成するセリンだけでは足りないことも起こります。常に十分な摂取を心がけたいアミノ酸です。

セリンは、脳の効率を上げたり、皮膚の健康に欠かせないのです。

セリンは絹から発見された「高貴な」アミノ酸

セリンが見出されたのは、1865年。

絹(シルク)を構成するセリシン(たんぱく質)から見つかりました。

セリシンの加水分解物(水に反応して分解されて生成されるもの)から発見された事から、sericum(絹)というラテン語の語源からセリンと名付けられました。

「シルクからみつけた」と聞くと、なんだか高級なイメージがありますね。

セリンは他の物質の原料になる

アミノ酸であるセリンは、体で働く様々な栄養素をつくる原料としても役に立ちます。

セリンから作られる物質にはどのようなものがあるでしょうか。

グリシン

グリシンは、肌の水分量をキープする「保湿成分」として働きます。

セリンはアミノ酸のグリシンから生成できます。

また、グリシンからセリンも生成できるので非常に密接な関係にあります。

ホスファチジルセリン

セリンは、ホスファチジルセリンの原料です。

ホスファチジルセリンは、細胞膜を構成する重要な成分です。細胞は、体中にある人間の体を構成する基本単位となるものですよね。特に脳の細胞に多く存在しており、脳細胞を構成する「神経細胞」の栄養としても大切です。

セリンは脳の栄養となるホスファチジルセリンの原料ですから、セリンを摂取することで脳の働きを活性化させると言われています。「脳の栄養素」とまで言われるホスファチジルセリンは、認知症の改善や脳の働きをよくする作用があります。

ホスファチジルセリンは、リン脂質の一種です。細胞膜をつくる主成分で、ホスファチジルセリンは脳に多くみられる重要なリン脂質とみられています。

リン脂質はたんぱく質と結びつくことで体内の脂肪が血液中を運搬されたり、貯蔵されたりするときに利用されます。体内の情報伝達をスムーズに行うために欠かせない物質でもあります。

グルコース(ブドウ糖)

セリンは、グルコースの原料です。グルコースは、人間が生きていくために必要なエネルギー源である糖質です。「ブドウ糖」という名前で呼ばれているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。お菓子のラムネは、ブドウ糖でできていたりします。

グルコースは、脳を動かすために必要な唯一のエネルギー源でもあります。

セリンを十分に取ることが、脳の健康を作る様々な物質を作ることをサポートしているんですね。

セリンは効率的な作業に必要なアミノ酸

セリンの効果にはどのようなものがあるのでしょうか

副業をやる上で役に立つ情報をまとめました。

セリンの主な働き

セリンは、様々な物質に形を変えながら次のような効果を発揮します。

  • 記憶力や思考能力を改善
  • 睡眠の質を高める
  • 美肌効果

記憶力や思考能力を改善

セリンは、脳の神経伝達をサポートすることで記憶力や思考力の低下を防ぎます。

年齢を重ね、脳の神経伝達がうまく行かなくなることで「忘れっぽくなる」「集中力が続かない」「思考や判断能力が衰えた」と感じるようになります。

セリンは、そんな脳の衰えを改善する効果があるのです。

また、認知症やアルツハイマーなど加齢による脳の病気を改善させることが研究によって日々明らかになっています。

この脳の機能に大きく関わる成分はホスファチジルセリンです。

セリンを摂取すると、体内でホスファチジルセリンという物質に変換されて脳内で神経伝達をサポートする働きをします。

つまり、セリンを毎日十分に摂取することで脳の動きを良くする物質を体内で作ることができるのです。

在宅で行う副業の多くはパソコン作業で頭を使いますよね。効率よい作業をするためにもセリンを積極的に摂取してみましょう。

睡眠の質を高める

セリンは、睡眠の質を上げる効果があります。

「よく眠れない」「ベッドに入ると目が冴えてしまう」「睡眠不足でだるい」

睡眠の悩みは人それぞれですが、人間の大きな悩みのひとつですよね。

それは、睡眠の質が日中の活動やメンタルの状態を大きく左右といえるからです。

セリンは「睡眠をより良いものにする」効果があると分かっています。

セリンが神経系に働きかけることで睡眠の質を上げると考えられていて、実証実験によって

その効果が明らかにされています。

就寝前にセリンを飲んだ人と飲まなかった人を比べる実験をしたところ、

  • 寝つきが良くなる
  • 寝ている途中で目が覚める回数が減った
  • 朝起きたときの気分が良くなった
  • 「しっかり寝た」という満足感が増えた
  • 継続することで睡眠の質が上がったと実感した

などの結果が出たようです。

「ぐっすり眠れる」アミノ酸である、と被験者の体験から分かっていると信頼できますね。

睡眠に関する悩みがある人は、セリンを生活に取り入れてみませんか。

一番おすすめの摂取方法は「寝る前にホットミルクを飲む」ことです。

ホットミルクの効果については、後の項目で紹介します。

睡眠の大切さ

「人生の3分の1は、寝ている」と言われるように、私たちの人生において睡眠は大きな割合を占めています。
睡眠は、単純に体を休めているだけではありません。毎日を健康で元気に過ごすために必要な働きをしている大事な時間なのです。
本業に加えて副業をする人は、特に頭脳労働を人一倍して、活動時間も長くなる傾向があります。副業をうまく継続していくには、日々の睡眠の質がとても大切です。
睡眠には大まかに3つの機能があります。

  • 身体と脳を休める
  • 記憶を整理する
  • 身体と脳、心の発達を促す


睡眠不足が続くと、上記の機能がうまく働かず不調が出てきます。

  • 集中力が続かない
  • 論理的に考えられない
  • だるくてやる気が起きない


こんな状態では作業効率が落ちてしまい、副業どころか本業さえしっかりできなくなってしまいますね。

睡眠不足の慢性化は、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼします。記憶を整理する時間が十分に取れないことで脳が疲れてしまい、マイナス思考になったり、憂うつな気分になってしまいます。これは、脳の扁桃体(へんとうたい)という部分の働きが弱くなってしまうことから起こります。
1日に必要な睡眠時間は人によって違いますが、日本人の平均は約6〜8時間と言われています。


アミノ酸は、修復作業をサポートしたり、身体や脳の成長に使う材料として寝ている間もたくさん消費されているのです。セリンは特に大事な脳に作用し、睡眠自体の質を上げることに効果があります。
バランスよくアミノ酸を摂取して、睡眠をしっかり取ることで副業の効率をあげ、楽に作業できるように工夫していきましょう。

美肌を保ちたいならセリンを摂ろう

セリンは、肌の潤いを保つのに大切なアミノ酸です。

肌の潤いを保つ天然保湿成分(NMF)と呼ばれる物質には、セリンが最も多く含まれています。

皮膚の表面である角質層と呼ばれる厚さ約0.01mmの肌にセリンが存在しており、水分を保湿して細菌などの異物から身体を守り、美肌を保つ機能を持っています。

「肌が乾燥している」という状態は、天然保湿成分が不足していることにより肌の水分が表面に保てていないということです。

化粧品から補うこともできますが、根本的に美肌を保つには食物やサプリメントからセリンをはじめとするアミノ酸を十分に摂ることが有効です。

セリンはシルクプロテインとして生活を豊かにしている

セリンは、シルクから発見されたアミノ酸ですが「シルクタンパク」という絹に含まれるたんぱく質には様々な効果があり、サプリメントとしてだけでなくスキンケアやヘアケア、衣類など幅広く私たちの生活で利用され、注目を集めています。

シルクプロテインは、シルクタンパクを加工して吸収しやすくなっているたんぱく質で、人間の肌によく似た性質を持っているといいます。セリンの元となるセリシンだけでなく、人間に不可欠なアミノ酸がバランスよく含まれています。保湿成分や肝機能健康食品として重宝されています。

シルクといえば、生糸をイメージする人も多いのではないでしょうか。高級衣類品に利用される絹糸は、ツヤツヤとした光沢が特徴的ですがこの滑らかな質感はセリンによって生まれます。たんぱく質で構成されているフィブロイン繊維をセリシンが包むことでシルク特有の肌触りのよい布ができるのです。

セリンはホットミルクから摂るのがおすすめ

「寝る前にホットミルクを飲むとよく眠れるよ」

なんて1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

これは、栄養学の観点から見ても、理にかなっています。

牛乳にはセリンが多く含まれているからです。特に、セリンは牛乳の中に含まれるたんぱく質であるガゼインに多く含まれています。

セリンは良質な睡眠を促すことを前項で見てきましたね。セリンの効果に加えてホットミルクを飲むとカルシウムで神経のイライラを抑えることができ、アミノ酸のトリプトファンがセロトニンという不安を抑える効果のある物質に変化するため、寝る前の1杯としてホットミルクを飲むとぐっすり眠れます。

ホットミルクはどのくらい飲んだらいいの?

いつ飲むと効果がよくあらわれるでしょうか。

夜、寝る30分から1時間前に飲むのがおすすめです。

消化されてアミノ酸が体に利用されるのに30~40分ほど時間がかかるようです。

寝ている間に細胞は修復されますし、脳は寝ている間にもよく働いています。

良質な睡眠をとって、脳に栄養を送ることができるため牛乳を飲みましょう。

1杯のホットミルク(200ml)のカロリーは約134キロカロリーです。

脂肪分は商品によって異なりますので、ダイエットを気にする人は無脂肪牛乳を選ぶといいですね。

カロリーが気になる人はサプリメントから摂取しよう

「寝る前にホットミルクを飲むなんて太りそうでできない」

このように体重を気にする人は、サプリメントからセリンを摂ってみましょう。

食物からセリンを取り入れようとすると、消化に時間がかかり、すべての食物がアミノ酸として体に吸収されることはありません。

アミノ酸として加工されているサプリメントから摂取すれば、食品のカロリーを気にすることなく、素早くセリンの効果を体に取り入れることができますよ。

セリンの摂取しすぎは危険??

過剰摂取の心配なし!不足しないように気をつけよう

セリンは、基準を超えて摂取した場合の副作用や危険性は報告されていないようです。

逆に、不足した場合の方が私たちの体に悪影響を及ぼす可能性があります。

本記事でお伝えしたように、脳の働きに大きく関わるホスファチジルセリンの原料であるため、セリンの摂取不足は認知症やアルツハイマーなどの病気のリスクを高めたり、病状を進行させてしまうかもしれません。

健康な脳の働きを保つためにも、セリンが不足しないよう食事やサプリメントで毎日補いましょう。

1日あたりの摂取目安量

セリンは、前項で説明したように日常的に食べる食物に多く含まれています。

1日に推奨されているセリンの量は次の表を見てみましょう。

1日の摂取目安量   (1g=1000mg)
男性3810mg
女性3240mg

身近にある食品で換算すると次のようになります。

適量100gあたりのセリン含有量(1g=1000mg)
全卵卵Mサイズ(60g)3600mg
カゼイン牛乳(200ml)4600mg
高野豆腐1枚(15g)2900mg
チーズ70g2600mg

その他ダイズ、イクラ、かつお節、海苔に多く含まれます。

いろんな種類の食べ物を摂っていればセリンは不足することはないといえます。

たんぱく質を意識的に摂りましょう。

まとめ

副業をするためには、脳の働きを健康的に維持することが欠かせません。

セリンをサプリメントや日々の食事から日常的に摂取することで、脳の働きを高めると同時に睡眠の質を上げることで深い休息を取ることを促します。元気な脳と身体を維持することで、効率よく作業を継続し、副業での成功に繋がっていくのではないでしょうか。

セリンは、絹から発見されたアミノ酸でホットミルクなどからも気軽に摂取することができる身近なアミノ酸です。

寝る前のホッと一息つく時間、今日はホットミルクをいかがですか。

翌朝、きっとスッキリした頭で起きられますよ。

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